INC April ドラパサマヨ軸PT(?) 感想と反省

使用PTについて

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コンセプトはサマヨ&ドラパによる影打ち保険発動だったが、それだけでなくダイジェットによる自身の加速や他のポケモンを加速させることに重きを置いていたはずだったが気づいたらアシレーヌのが強かった。

何故なら本来キッスの枠に入っていた最速ニンフィアと違い、キッスには火力が無くアシレーヌには素早さが無い為、最早なんでも無くなってしまった。

また水ロトムの枠をアシレーヌに変えた事でドラパサマヨやリザ等に非常に強くなったが、その分アーマーガア、水ロトムトゲキッスへのダイマックスに非常に弱くなってしまった事が情けない。

 

戦績

当然の如く敗退してしまいました

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1日目:10勝5敗

2日目:9勝6敗

3日目:9勝6敗

最終1628 最高1656

 

【単体考察】

ドラパルト@弱点保険

ゴーストダイブ/ドラゴンアロー/空を飛ぶ/守る

陽気AS252B4/クリアボディ

本来のコンセプトとは大きく逸れたが、彼は強かった

ダイマックス時、ダイマックス終了後のゴーストダイブによる透かしが非常に強く、弱点保険発動時は火力面でも強かった。なんせ守る貫通なら弱い訳が無かった。

壁貼り環境だが、物理ドラパルトに関してはクリアボディが最安定すると思った。威嚇で攻撃を下げられず、ゴーストタイプで猫騙しを無効化出来るアタッカーとして強いと思う。

ミロカロス&サマヨールの並び(所謂カエールPT)には影打ち+ゴーストダイブミロカロスの攻撃&火力upを防ぎ、かつターン稼ぎとして大きく活躍した。また、ドラパサマヨを見た相手はほぼ100000%トリルを打つので、ゴーストダイブ攻撃ターンにてこちらのサマヨがトリルを打つ事で †ずっと俺のターン†が出来て強かった。

またカポエラーと選出して猫騙し+ダイジェで不思議バナナ、バタフリーをしばく動きも強かった。この動きは読まれがちだが、守るの場合は次ターンもダイジェを入れて撃破、交代の場合はS上昇により抜かれることは無くなるので強い。後発バナは死んだ方がいい。

 

サマヨール@輝石

鬼火/サイドチェンジ/影打ち/トリックルーム

呑気H252B100D156(A0 S0個体)/お見通し

調整はなんか有名なやつの流用だったけど物理に厚く振ってドラパの弱保ダイホロウを確定耐えにした方がいい。

影打ちによって弱保ドラパのトリガーになり、時にはトリルを打つこともできる要塞。

だが実際はミミッキュとかで影打ちした方が良いのかもしれない。(被ダメージは上がる。)

実際このサマヨールはクソ弱くて、ラストに残った暁にはやる事が何もなくなって負ける。

ナイトヘッドも痛み分けも無い為、最後の我慢比べでは当然勝てない。サイドチェンジ読み読みの際にする事も鬼火くらいしか無い。正直いらない。本来トリル下でドサイドン等に打つ事はできるが、今のPTはトリルを打たれる前にしばくのスタンスをとっていた為に、鬼火が腐りまくっていた。うんち。

 

アシレーヌ@命の珠

ハイドロポンプ/ムーンフォース/エナジーボール/守る

控えめH172C252D4S76/激流

H:ダイマ時ドラパの弱保ダイホロウ確定耐え

C:最大(ムーンフォースダイマドラパ高乱数1)S:余り

今回のPTの唯一の希望。スイレンを信じていてよかった。

ドラパサマヨミラーに対する回答として入れられたが、その他多数のポケモンに強く出られたのが良かった。又、S60属は激戦区なので少しでもSに割く必要があった。結果ガオガエンラプラス等メジャー級の上を取ったり、ミラーにも強く出られた。

ダイマックス時の耐久/火力は凄まじく、殆どの攻撃を耐えられたので強かった。アシレーヌでこれなら、もしカプレヒレさんがきたらどうなっちゃうのかと思った。(ミストフィールドで眠りもカバーできる。)

反省点としては、S実数値が90の為、あと1増やして最速セキタンザン抜きにする事で同速勝負を避けたい(マッチした2回とも、同速勝負に勝った事でなんとかなった。)

あとハイドロポンプ外しすぎだから。

 

トゲキッス@防塵ゴーグル

守る/この指止まれ/熱風/マジカル社員

控えめH244B44C108D4S108/強運

H:奇数 S:準速バンギ抜き 残り:適当

本来ニンフィアだった枠にこの指枠が欲しいと感じ、またドラパと組みマジカルシャインや熱風等で圧力をかける…はずだった。

眠り粉に対する処理ルートをカポの猫騙し+ドラパのダイジェorアシレーヌのダイフェアリー以外にも作りたくて防塵ゴーグルを装着させたが、これが裏目に出てしまった。

そもそも殆どの眠り粉PTにカポエラーで対処していたり、持ち物が故に耐久性が無くこの指1回で倒されたり、火力は足らなかったりと散々だった。又、この指&アイアントへの唯一の処理ルートがドラパダイジェ+キッス熱風だったが、その相手にそれを出していない時点で意味がなかった(他の選出へのメタを取ってしまったため)

 

 

ナットレイ@突撃チョッキ

パワーウィップ/アイアンヘッド/はたき落とす/ボディプレス

呑気HA252D4(S0個体)/鉄のトゲ

強く刺さる相手とそうで無い相手で大きく差が出てしまう。

なんせサマヨとカポエラーが腐る構築(イエッサン入りなど)の場合はこいつを出さざるを得ない場面が多かった。

眠り粉を透かしたり、高い耐久の為にクッションとして雑に使用していた。実際ガオガエン、キッスなどの炎技持ちに死ぬほど弱い為、ナットレイで勝ちを持っていく為の試合運びを強いられる。(成功したら強い。)抜群をつかれない相手には勝利が約束される。

守るが無いことで縛りの関係で何も出来ずに敗北するというパターンが多かった。特にメジャーなガオガエントゲキッスニンフィアには何も出来ない上、だからといってワンパンできる火力があるわけでは無い。いわば他の3体の尻拭いをするというのがメインだった為、冷静に考えてみると選出していた試合では別にこいつが居なくても勝っていた試合のが多かった。

 

カポエラー@黒帯 

猫騙し/不意打ち/マッハパンチ/インファイト

H252A252S4/威嚇

A:H252ダイマックスバンギラスインファイトで高乱数1

S:ミラーに強くする為(猫騙しミラーを避ける)

今の環境の中で猫騙しレースが起こっている為、カポエラーにSを振る事が必要である。メジャーであるガオガエンに勝つ事が出来るのは優秀である。また、インファイトで多くのポケモンに大ダメージを与える事ができたり、バックして2回目の猫騙し/威嚇が巻けるのは強かった。意外と環境に蔓延るバンドリに非常に強く出られるポケモンであり、又眠り粉のポケモンにも猫騙しと相方のコンボで強く出られるのはよかった。

課題としては、ミミッキュトゲキッスの前ではする事がなくなってしまう点。ミミッキュに関しては影打ちやトリル等を打っていた場合皮すらも剥がす事が出来ないというのは辛かった。

 

基本選出

先発 ドラパルトorアシレーヌカポエラーorトゲキッス

 

猫騙し、この指要員が居ないPT

先発 ドラパ+サマヨール

後発 カポエラー以外から2

 

眠り粉入り晴れPT

先発 カポエラー+ドラパ

後発 サマヨ以外から2

 

ガチトリル

先発 アシレーヌ+キッスorカポエラー

後発 臨機応変に(カポエラーは無し)

 

ドラパ+弱点保険系

先発 アシレーヌ+キッス

後発 ナットレイ+ドラパルト

 

バンドリ

先発 カポエラーナットレイorアシレーヌ

後発 裏次第

 

アシレーヌorドラパルトどちらのアタッカーを如何にサポートしていくかが重要な構築だった。

PTによって先発を臨機応変に変えていくのが出来るのも強みで、書き切れない分もある。

課題としては、アシレーヌ先発系の場合はトリルが多いのでサマヨールカポエラーが腐る場面が非常に多かった。(結果的にドラパ/ナットレイが縛りを生んでしまう)

 

大会を通じた反省点について

本来キッス→ニンフィアアシレーヌロトムだったこの構築は、総合的に見るとダメージレースに大きく劣る結果となった。

理由としては、(1)全体的に鈍足PTのため、攻撃回数が単純に少ない (2)フィニッシャーであるナットレイが守るを持っていない為多くのポケモンに縛りを作られてしまう(3)単純にキッス、ナット、ドラパ(非保険)の火力が足りない

という結論に至った。

サマヨールを入れているが、自分からトリックルームを貼りにいくという戦術で動いたのは45戦中1戦たりとも存在せず、スイッチトリルやトリル返しでしかトリックルームの発動機会が無いこと、そもそもサマヨールの選出回数が少なかったことが原因であったと思われる。

 

また構築全体を通してトゲキッスが非常にキツかった。抜群をつける手段がナットレイしかない上、彼は大して火力がない。(gomi)この指止まれで吸われても、アシレーヌの雨下ダイストリームくらいでしか確定1を取れなかったので手こずる事が多く、更にトゲキッスダイマックスを切られると突破が困難だった。

次回の申し送り事項としてはキッスの上をとっていて安定して処理できるポケモンが必要だと思う→それって結局水ロトムじゃね

 

ちなみに本来のドラパダイジェ+相方の高火力攻撃の動きをした試合は1試合もない。なんだこれ

今回のINCはホーム解禁後の初の大会だったが、基本的にシーズン3からの

リザードンをメインとした晴れ 

・バンドリ 

・ガチトリパ 

・この指&高火力マン

・催眠ゲーミング

猫騙しSレース

こんな感じの縮図は変わっていない。

シーズン4になって蒸気機関セキタンザンが増えたが、処理ルートが1つあれば特に問題ないでしょう。

 

強いと感じた並び

ラプラス猫騙

猫騙しで片方を止める為、ラプラスが何もせず落とされる事は無く、ほぼ確実にキョダイセンリツを通すことができる。私は元々トリルラプラスを使っていたが、むしろSに振った方が強いと思う。(S60族は同速レース激戦区)

・この指(イエッサン)+高火力

弱点が悪・虫のイエッサンをワンパンするポケモンは少なく、またサイコフィールドを展開する事で多くの動きを(選出からも)制限する。今回キッスを使ってみて分かったが、岩・鋼・電気・毒の攻撃は一致による攻撃が多い為確定1を取られるシーンが多く存在した。イエッサンとキッスにはそれぞれ長所があるが、トゲキッスはアタッカーも兼ねている型のが強い。

・水ロトムトゲキッス

もう見たくない

 

総括

どんな人も構築を組む際は『この構築が世界最強だ』と思っているが、それはあくまで机上論であり、理解不能な型や思わぬマイナーに狂わされる事もあるし、欠陥構築というのは回して見るまで気づかないものだ。要するに、どんな構築やどんな選出にも勝てるモノ・そうでないモノが存在する。無理だと思ったら当たらない事で対処しよう。自分はそういうのと当たりすぎたんだ、きっと