【S6ダブル最終225位】裏切りのピカチュウビートダウン【INCMay1700↑】
こんにちは。クロノと申します。
今回はキョダイピカチュウ入り構築でS6ダブルランクバトルでで最高102位、最終225位の成績(レート1882)の構築を紹介します。
構築紹介
リザードンorピカチュウが雑にダイマを切り後続につなげ、とにかく暴れる「ガンガンいこうぜ」PTです。
かなり脳死でポケモン選出できますが、かなりプレイングで頭を使わなければならないという謎の構築ですが、ハマると1億%の確率で勝てます。
戦績
S6ダブルでは自身初となる3桁順位である225位を達成しました。
また、INC Mayの方はこのPTの原型となったゲンガー→シャンデラのPTで最高1733(43だったかも)、最終1706でした。
構築経緯
S5でガチトリルを使用しそれなりに勝利を重ねていたが、時間の関係やモチベの問題で2000位代止まりだった自分は、更なる刺激を求めた結果、ある結論に到達する
「キョダイピカチュウ使えばいいんじゃね?」
対策しづらい確定麻痺は良い。そう思った5月11日、自転車を走らせGEOで中古のLet's Goピカチュウを購入し、帰宅後早速ピカチュウを手に入れた。使用感も良く、期待に胸を膨らませながら眠りについた。
翌日
キョダイ「ピカチュウ」期間限定レイドイベントが開始!
— ポケモン剣盾情報@ニンテンドースイッチ (@yomu0007) 2020年5月12日
覚えている技:なみのり、ボルテッカー
(なみのりピカチュウ嬉しすぎ!)
詳細は下記にてhttps://t.co/7cM9aC7FeT #ポケモン剣盾 pic.twitter.com/bztst3MncM
悪寒が走った。何のための4000円の出費だったのだろう。そんな気持ちを押し殺し、S6は絶対にキョダイピカチュウでいい結果を残してやると誓った。
とは言ってもなかなかいい案が思いつかなかったとき、Twitterでとある記事を発見した。
試しに使用すると、強力だったがガチトリルへの回答に乏しかったのが欠点だったため、S5でガチトリルを使用していた時に最も厳しかった封印の要素を入れるためにアマージョ→シャンデラに変更しINCへ臨んだ。
INC後、猫だましの利かないゲンガーによる凍える風によるサポートがピカチュウ・リザードン共にかなり強力だと気付いた為シャンデラ→ゲンガーと変更した。
単体紹介
選出率7割 ダイマ99割
猫だまし/かみなり/波乗り/草結び
臆病CS252@電気玉
正直これ以外なかった。火力を確保するために控えめにする案もあったが、ドリュウズを素で抜くためには最速である必要があった
初手リザードンと出して猫+ジェットでエルフーンなどを倒す動きや刺さる相手に合わせてダイマを切る事もあったため最低限仕事のできる猫だましを採用した。ほかの枠で補うなら、守るか状態異常対策のダイフェアリー(ドレインキッス)が良いと思う
相手のPTを見たときにキョダイピカチュウより早いポケモンがいない、エルフーンなど加速系がいない場合基本出し得。麻痺の強みはSダウンよりも行動不能にあると思っている。圧倒的不利に見えるバンギラスも非ダイマならバンライ+ストリームで落ちるし、ダイマ切られても麻痺によって無限の勝ち筋を生み出せるのは魅力でした。
鳴き声がキモイっていう人もいますがイーブイのほうがキモイです。
リザードン(もうか)
選出6割 ダイマ99割
臆病CS252@命の珠
アイスブラスト氏の構築はソラビ→守るだったが、アマージョを抜いたことでロトムやアシレーヌに対してダメージソースが少なくなった為採用した(が、別に倒せるわけではない)ダイマックスを切ればバンギラスの素のいわなだれくらいは耐えたし、倒れるならハチマキが確定するのでかなり良かった。バンギラスにダイマックスを切れば後ろのキラー2体に狩られるのでこちらは即落ちだとしても獄炎で負荷をかけるために使っていた場合もあった。ドラパルトはピカチュウでは殴り勝てないので(麻痺による例外あり)入りの構築にはこいつが先発で出る事が多かった。唯一怖かったのは相手のスカーフウオノラゴンで、エルフーンと出てくると守るがないため厳しくなってしまう(守があれば追い風&すりかえで抜きダイジェットでワンパン可能)ウオノラゴンが先発で出そうな場合はピカチュウから出せばなんとかなりました
ウオノラゴン(がんじょうあご)
選出9割 ダイマほぼ0割
エラがみ/サイコファング/噛み砕く/逆鱗
陽気AS252@こだわりスカーフ
エラがみキングはいま一つでも恐ろしい火力を誇り、ヒヒダルマと違って汎用性はないがある程度の耐久があるため使いやすかった。ピカチュウやリザードンがあまりにも刺さらない場合にダイマックスを切ったことが数回あった。また、ピカチュウのダイストリームが打てればいま一つでも殆どのポケモンをスイープできた。改善点としては守るや技の打ち分けが出来たらいいと思ったが、そうすると自慢のSを失うので荒らし性能がなくなってしまう事。ほとんどのラプラスが貯水のため、サイコファングを打って壁を壊すくらいしか出来ず、ラプラス以外にはエラがみを打ちたいためわざわざ引く必要が何度かあった。S上昇アイテムはほかにビビり玉があるが、いい感じに威嚇を打たれる場面が殆どないと思ったので怖くて使えなかった。
ダイマ切った試合はパッチラゴンの時のみです。ダイマエースの2体がパッチラゴンに対して厳しいので一度だけ切りました。とは言いましたがヒヒダルマで基本ワンパン出来るのでそこまで警戒しなくても大丈夫です
ガラルヒヒダルマ(ごりむちゅう)
選出ほぼ10割 ダイマほぼ0割
氷柱落とし/フレアドライブ/馬鹿力/岩雪崩
意地AS252@こだわりハチマキ
鉢巻ヒヒダルマの火力はかなり恐ろしくダイマキッスですら葬る火力はやはり強かった。が、鉢巻にしたなら陽気にして最速ジュラルドンを抜き、ウインディあたりと最悪同速を仕掛けられたほうが強かったかもしれない
もっとも打った技は岩雪崩で、この指キッスを隣とまとめて倒せるのは良かった。ただブシンやスカーフダルマにはかなり弱かった(スカーフダルマは構築全体できつかったかも)
一度だけダイマ切った試合は先発エルフノラゴン無双が決まったため切らなくても問題なかったです。火力が落ちるので基本お勧めしません
選出5割 ダイマ0割
追い風/挑発/すり替え/ムーンフォース
臆病HS252@脱出ボタン
脱出すり替えのテロ型エルフーン。セキタンザンや味方による弱保発動ポケモンの対策を一体で担える優秀なポケモンだった。特にすり替えは相手の火力を削いだりスカーフを奪ってS関係を変更できるなど脱出抜きにしても強い技だった。欠点としてはチョッキを奪った際に機能停止してしまうことだが... 本当に奪う(ボタンを押し付ける)必要があるかを全体的に判断できるとかなりいい感じに使える。HSなのは耐えて行動回数を増やすため。火力のある構築だが、数的有利を取りやすくも取られやすくもある構築なのでいい感じに残しておきたかった。例えばバンギの鉢巻雪崩やドリュウズの地震などでピカチュウ/リザードンが死んだときに裏の二体(大体ダルマ&ウオノラゴン)を同時着地させると威嚇などの影響をもろに受けやすい、など
ゲンガー (のろわれボディ)
選出7割 ダイマ0割
臆病CS252@タスキ
扱いのセンスが最も問われるであろうポケモン。本当はヘドロ爆弾を入れたかったが、トリル起動ポケモン相手に出すときに、同時トリル打ちのチキンレースになることを恐れて封印を採用。だが高レート帯になると封印を読んで2体で集中してゲンガー落としを優先するパターンも多いので素直に封印を打ってもいいのか怪しい所ではある。一応ピカチュウのバンライorリザのゴクエン+シャドボで大体のサマヨールは倒れるのでそう動くのも良いかも。この指とまれ系と出てくるタイプは封印から入るべき。
見栄を張ってキョダイ個体で採用したが、ダイマを切る事は一度も無く、後続のことを考えるなら通常ゲンガーのダイホロウのほうが恩恵があるかもしれない。
(参考)
シャンデラ(もらいび)
選出3割 ダイマ0割
控えめH156,C252,S52@タスキ
調整意図は追い風or+2or麻痺で最速ドラパルト抜きまで。
エルフーンと組んで追い風&熱風などでアイアントを倒す役割やリザのジェット&シャドボでダイマドラパルトを倒す役目だったが、アイアントがそもそもこのPTにあまり出てこなかったり、ゲンガーのこごかぜ&リザでアイアント対策がより安定することから変更。ただこちらはそこそこ耐久があったのが差別点。とにかく初手で出すときに猫だましを恐れたためゴースト封印が採用されていた。ドラパガエンなどの並びにかなり強く出れたので良し。
ゲンガーに変えたのはトリル構築以外には腐っていた、という点もあります。
選出+立ち回り
基本的に対策必須の並びから優先度をつけて選出するようにしています。
例えばバンドリドラパキッス...という構築の場合、エルフ+ピカチュウではバンドリ相手に仕事が出来てもドラパキッスの場合殴り負けてしまうのでどちらでもある程度仕事が出来そうなエルフ+リザから出す、など。
最優先としてはトリックルームを打たせない立ち回りになるので、トリル持ちの場合はエルフーンorゲンガーは必須となります。(エルフーンの場合この指挑発が通らないためこの指要因がいた場合はピカチュウ(猫だまし)を用いる。基本ゲンガーでもなんとかなるがピカチュウやリザードンより早いポケモンが多い場合はエルフーンで追い風すると安定する。)
以下にそれぞれへの安定する先発と立ち回りを書いておきます。
バンドリ
後)ダルマ+先発で出さなかった方orリザードン(ピカチュウとは被らない)
基本的に追い風+エラがみで攻撃していく形になります。どちらを狙うかですが、基本的にドリュウズで問題ないと思います。またドリュウズにすり替えを打ってタスキを奪う形でも問題ないです。
追い風さえ打ってしまえばこちらが有利に立ち回れるので、あとからリザなりピカチュウなり出しても2体ともバンドリ以外には基本刺さるので問題ないです。
ドラパ+何か(ドラパルトダイマ系)
先)リザ+ゲンガーorエルフーン
後)ピカチュウ以外から2体(その他に刺さっているもの)
ドラパルト相手に関してはピカチュウがワンパンされ、かつダメージにも期待できないためリザードンにダイマを切っていきます。隣に並べるポケモンですが猫だましがなければエルフーンを、トリル要素や猫だまし要素があったらゲンガーが安定します。ドラパルトは基本ダイジェ+シャドボで落ちます。そうなれば後は2体で荒らして終局です。タスキゲンガーなので1発耐えるのが魅力です。ゲンガーも基本ドンドン倒されて裏に回して問題ないですが、落としたくない場合は基本先制技で縛られている状態なのでバックしても構わないです。因みに切る場合も呪われボディでワンチャンつかめたりします。
また、ドラパ+ミミッキュorサマヨの場合はどちらから倒しても構いません。おそらくその並びで初手トリルを打つことはないので二ターン目以降の対処で問題ないはずです。ミミッキュの場合のみダイジェットをミミッキュ方向に打つことをお勧めします。何故ならいきなり影打ち+ダイホロウなどでゲンガーを落としてくる場合に怪しくなるためです。2ターン目以降のミミッキュへダイジェット+ドラパへダルマの氷柱落としなどで簡単に処理できるはずです。
トリル始動+この指or猫だまし
後)ヒヒダルマ+ウオノラゴン
基本この形になります。ちなみに先発の選出はどの組み合わせでもなんとかなりますが、+この指の場合はゲンガーの方が安定します。エルフーンと出す場合はピカチュウでないと相手のこの指or猫だましを防げないので注意が必要です。その組み合わせで出すときは相手の他のポケモンに警戒している場合のみです。
基本的に封印+ダイマを切って負荷をかけていく形で問題ないです。イエッサン+サマヨールで出そうな場合はリザードンのゴクエンでイエッサンをゴクエン込みでワンパンする場合が多いのでリザ+ゲンガーが最適です。イエサマの時にピカチュウ+ゲンガーで出すと、ピカチュウがイエッサンがワンパン出来ないのでサイキネ&ナイトヘッドなどでゲンガーを落としてイエッサンが残ってしまう、というパターンの場合が最悪な為です。リザードンならゴクエン込みで次のターンまでには落ちているので裏次第で何とでもなります。流石にPTにこの指2体はほぼ遭遇しなかった。
猫だまし&トリルでゲンガー+リザードンで出した場合は封印もありですが、ゴクエン+シャドボでサマヨールは落ちるのでそちらでもよいと思います。というのも、上位帯になると封印を読んでゲンガーを2発で落としてくるパターンが多かったため後手に回らない方が良い可能性もあります。ただ自分がそういった出し方をしている以上封印持ちを読まれている可能性が高いので集中はあながち間違いではないでしょう。
そもそもトリル始動役がアタッカーのとなりに素で入っている場合何も恐れる事はありません。即座にダメージを入れていきましょう。
バナ&コータス&サマヨ
後)ウオノラゴン、ヒヒダルマ、ゲンガーから2体
サマヨールが初手でいたら挑発&ダイマ、いなければ追い風+ダイマで構いません。サマヨ+バナでサマヨがコータスにバックすると挑発を打っていた場合バナに抜かれますが、リザードンなら倒される心配はないので特に問題ありません。リザードンはゴクエンをバナに打てばよいです。眠り粉を打っている場合は眠りますが、そもそも最近は切っている型が多いのでそこは切っています。どうしても怖い場合はエルフーン+ゲンガーで出したり、リザのソラビを守るに変える事で対処できます。
ラプラスorギャラドス+避雷針猫だまし(トゲデマル、ライチュウetc)
先)ゲンガー+リザードン
後)ヒヒダルマ確定、あと1自由に
避雷針猫だまし要因に凍える風+ゴクエンなどでワンパンすることが大事です。ギャラ、ラプラスはそうすれば裏でいくらでも戦えるポケモンであると思っています。ギャラは耐久に厚く振っていなければダルマの鉢巻雪崩でワンパンできます。ここで肝心なのはゲンガーが場に残り続けることです。そもそもリザが落ちている場合はギャラドスはダイストリームを選択している(=ダイジェットが積めていない状況)なのでダルマで抜くことが出来ます。リザードンが2ターン以降残った場合はジェットで加速していくだけです。そうすればダルマが抜かれてもゲンガーの凍える風でいくらでも逆転できるためです。ラプラスに関してはサイコファングで壁を壊したりダルマの馬鹿力で粉砕すれば問題ないです。
また、猫だまし要因がいない系の場合はエルフーン&リザorピカチュウで脱出を決めてあげれば相手は崩壊します。
先)ゲンガー+エルフーン
初手封印&サマヨールに挑発です。これで先送りをされようと猫だましをされようとトリルは打てなくなります。あとは厄介なヤミラミを集中して倒せば問題ないです。
これ以外は特筆すべき並びはないと思いますが、
基本的に猫だましがちらつく場合は
ゲンガー+リザードンorピカチュウ の形で出すことで問題を全て回避できると思います。初手ダイマックスは後発ダイマに弱いと言われますが、荒らして数的有利を取っておけば問題ないと私は考えており、荒らしておけばウオノラゴンやダルマが最後締めてくれるので切り得です。躊躇せずにダイマックスを切って荒らしましょう
課題点・苦手なポケモン
PT全体で重いポケモンの一つです。ピカチュウを選出していない場合ダメージが入りづらいのでレースに負けて敗北する場合があります。ただリザをダイストリームなどで落としてくれた暁には、ウオノラゴンの雨エラがみで半分近くはいるため、リザードンで軽くダメージを入れておけば問題ないでしょう。
水ロトム
ダイマックスを切られると厳しくなるポケモンの一つです。アシレーヌと同様ダメージ源があまりないポケモンです。一応リザの草原+ダルマの馬鹿力で落ちますが周りのことを考えると安定しない場合が多いので注意が必要です。
パッチラゴン
ダイマエース2体が相手にしづらいポケモンです。大体のPTがエルフーンとの並びで出てくるので、一応エルフーン+ダルマでこちらもなんとかなりますが、その選出の場合ガエンやカポエラーなどと並ばれた場合厳しくなります。万が一読み外してピカチュウやリザードンを出してしまった場合、ダイマを切らないのも対処法の一つではあるでしょう。初手エルフ+何かの対面で相手のパッチラゴンが守ってきていたら次ターン以降に脱出ボタンを押し付ければ解決する話ではあります。
初手オーロンゲ
猫だましだったり壁を貼ったりしてこちらの戦術をかなり苦しめてきます。壁はウオノラゴンで簡単に剥がせますが猫だましされることも考えると初手エルフーンは安定しません。個人的な最適解はピカチュウリザードンで出して猫だまし+ゴクエンなどで仕事をさせないことです。ポケモンの刺さりの具合からそれが出来ないパターンも多いですが、そうしてしまえば基本何の問題もなく試合は進むはずです。
後発ミミッキュ
こちらは加速して殴る、といった形が多いため、あとから出てくるミミッキュは対処に困る場合があります。特にこの指&ミミッキュなどの形で並べてしまうとトリルを打たれてしまう形は対処しようが無いです。逆に打たれなければこのPTで負けることはそうそうないです。因みに先発の読み負けなどでトリルが決まった場合、初ターンで降参することも何度かありました。勝機がない場合は時間を無駄にしないためにそのような選択も悪くないと思っています
感想、総括
裏切りのピカチュウ、とタイトルにしましたがピカチュウは本当に強く大活躍してくれたと思っています。大好きです。
今までガラルダブルでは様々なPTを使ってきましたが、自分の中では選出に頭を一番使うPTでした。ですがその分やることが明白だったり、どれに何が刺しやすいのか、ポケモンごとの役割がはっきりしていて戦っていて楽しいPTではあると思います。